ひとりアイドル楽曲大賞2012。

第1回アイドル楽曲大賞2012、〆切当日に投票したつもりでいました。
その後、ハロプロ楽曲大賞2012の投票を完了したときに出てきた画面を見て、アイドル楽曲大賞の投票は失敗していたんじゃないかなぁと思いました。
せっかく初めて投票しようと思ったのにもったいないので、ここに記録しておこうと思います。


1位 『仮契約のシンデレラ私立恵比寿中学




ファーストコンサート「じゃあ・ベストテン」@日本青年館のダブルアンコールで聴いてから一番好きな曲になりました。聴くたびにこのときの記憶がよみがえって、ただただ楽しい気持ちになります。最後、いつもなら安本彩花ちゃんが「まだまだだなぁ、はーいおつかれちゃーん!」と言うところで「今日は良かった〜!」とアレンジ。それを聞いたみんながズコーッてコケるフリしたけどすぐに跳ね上がってきゃーきゃーよろこんでた姿がかわいすぎた記憶があります。のびのびすこやかなエビ中の魅力が全開でした。

いわば、2012年思い出の曲ですね。

まだ CDとしてリリースされていないので投票しようにもできなかったのが同じく「じゃあ・ベストテン」で披露されたエビ中メンバー安本彩花ちゃんのソロ曲『またあえるかな』です。
歌い出しは いきものがかり的な(私の知らない中高生が好きな)アーティストのカバーだと思って聴いていたのですが、気づけば泣いていました。コンサートで曲を聴いて泣いたのは久しぶりでした。
後にオリジナル曲だということを知ったのですが、本当に彩花ちゃんにぴったりでした。
まっすぐ心に届いてくる声がきれいで、ずっと聴いていたくなります。なのに同時に、胸を締め付けられる気持ちにもなるので繰り返し聴けない不思議な曲です。

『またあえるかな』安本彩花私立恵比寿中学





2位 『スターダストライト』私立恵比寿中学

2012年の心残りは、『スターダストライト』が生で見られなかったことです。12月15日の中野サンプラザでは聴けるかな。そんなワケで、CD音源でしか聴いたことがない曲だけど大好きです。
この世代の女の子のキラキラ感がふぞろいな歌声に乗せられているので、聴いているとじんわりとあったかい気持ちになります。「スターダスライッ!」とささやく声なんて悶絶。
ももクロの『スターダストセレナーデ』も大好きだったのですが、私の中ではそれと同じ位置づけです(曲名だけじゃなく)。
上品で洗練されたルックスの女の子たちが「おふざけ」するのが一種のスタダクオリティみたいになっていますが、私はこういう上品な女の子が どストレートなかわいい曲を歌うのが好きです。れにちゃんのかわいい声で聴く『オレンジノート』や『走れ!』が最高なのと同じです。


3位 『オトメゴコロ』さくら学院

アイドルの席替えの歌は名曲と昔から決まっています。
アルバムが出てすぐ、通勤電車で繰り返し聴きました。大阪に住んでいるとさくら学院を見られる機会は、本当に数えるほどしかない(東京に行かないとね)ので、思い出の曲というのとも違い、逆にこの曲を聴くと通勤電車の風景を思い出します。ほんと、よく聴いたな。

個人的に、さくら学院の曲や存在感からは(完成された)「強さ」をすごく感じています。だからというワケではないと思いますがフィクション性、というか完成された物語感?が先に立って、いつもやりがちな勝手に自分に引きつけて感じたり考えたりすることが少ない!と最近気づきました。
だから集中してステージを楽しめるし、「いいもの見た!」と涙できるのかなと。
こういう言い方をすると誤解を与えるかも知れないですが、私の中では今一番「安心して見て楽しめる」アイドルかな。不安になったり辛くなったり悲しくなったり心がザワザワしたりしない、脅かされない安心感があります。本来はすべてのアイドルをこんな風に見てたな、というかつての感覚に戻してくれます(逆にいつからアイドル見ながらややこしいこと考えるようになったのか…ということも考えますが)。

4位 『ワナダンス!』Tomato n' Pine




トマパイは『なないろナミダ』のリリースイベントとして、西宮ガーデンズで見る予定でした。結局そのリリイベは震災直後の日程だったということで中止となりました。私がバカだったのですが持っていたはずの優先入場券&握手券を誤って捨ててしまい、後日発表された写真との交換も叶いませんでした。
その後もタイミングが合わなくて、結局アイドル乱舞の 1回っきりしか見られないままに「散開」の知らせを聞きました。

『ワナダンス!』は、アイドル乱舞で YUIちゃんの「アユレディ?」が聴けた思い出の曲です。恥ずかしがりながら、と言うか嫌々ながら投げやりに言う「アユレディ?」もなかなか趣がありました。

5位 『片想いFinally』AKE48




AKBグループの曲の中で 2012年 1番聴いた曲です。
どうも私は、AKB本体よりも、SKEやNMBの楽曲の方が好きみたいだと最近気づきました。疾走感たっぷりに片想いの気持ちを歌ったこの曲は、私にもかつてあったある特定の時期の閉塞感と、その頃いつも抱えていた漠然としていて名前のつけられない気持ちを表しているように感じています。
折りたたんでポケットの奥に入れていた、もう忘れていた紙切れが何かの拍子に開いたような、手の中にあったのに気づかなかったモヤモヤした何かを刺激してくれる曲です。
この曲を聴いて、「どう呼べばいいのか分からない感情」みたいなものがあるのを忘れていたことに気づきました。
歌詞を読むとすごくダイレクトな内容なのに、不思議と喚起される感情はつかみどころがない。これが楽曲としての総合力でしょうか。よく聴きました。

2012年リリースの曲となるとこういう感じです。
これ以外にも、2012年に頻繁に聴いた曲はたくさんあります。また別の機会にそれについても書いてみようかな。